ズッキーニの花の詰め物”

03 :liguria

さて、今回の『景色の見える料理』は、
『Fiori di zucca ripieni』
ズッキーニの花の詰め物
〜河原崎農園のトマト マイクロバジル エディブルフラワー~

リグーリア州の代表的な景観地であるチンクエテッレをイメージして作りました。

詰めものの中身は郷土料理のレシピをほぼそのままに。
一般的に花ズッキーニの詰めものというとチーズを詰めるイメージだと思いますが、コレは少し違います。

ジャガイモ、インゲン、ズッキーニトロンベッテ、泡立てた卵白、パルミジャーノ、
溶かしバター、オリーブ油、ニンニク、バジリコ、マジョラム
ペースト状にしたものを花ズッキーニに詰めて、レシピ通りだと250°Cの高温オーブンで15分入れるのですが、
今回は色も残したかったのでコンベクションオーブンをスチームとエアーのコンビに設定して火を通しました。

「静岡県藤枝市より河原崎農園のプチトマト『ほれ丸』を湯むきしてコンカッセにして、
リグーリア産の黒オリーブ「タジャスカ」を細かく切って味付け。
山梨県北杜市より村上農園のマイクロバジルと
山形県庄内町より斎藤淳一さんのエディブルフラワーを
チンクエテッレの夜景に映える建物の光に見立てました。

画像でうっすら見える透明なジュレ状のものはトマトをミキサーで回してガーゼでポタポタと一晩落としたものです。
そこに手ちぎりして香りを出したバジルを漬け込んで半日ぐらいして香りが乗ったら、
バジルをとりだして千切りにして液体に戻してアガーで繋ぎました。

コレがあることで程よい酸味がこの皿に加わり、スターターとして歯切れが良くなります。
盛り付けのイメージとしては、さざ波の感じですね。

他の画像(注:以下を参照)はフィナーレリグレのお城を改築したユースホテルや階段の多い街並みです。
夏休みにここを拠点に生パスタをひたすら作るお店や、
この地方のリストランテやトラットリアに勉強に食べに行ったり、働かせてもらったり。

昨日の事のような、物凄く昔のような不思議な感覚で24年経った『写真』を写メしてみました。
感慨深いですね

ノスタルジーア!
Fiori di zucca ripieni”
リグーリアのホテルとベッド”
theme : リグーリア州

【 料理 】

・Inizio / 2種

ズッキーニの花の詰め物
~河原崎農園のトマト マイクロバジル エディブルフラワー~
Fiori di zucca ripieni
※今回の景色の見える料理(冒頭の画像参照)



リグーリア風ウサギの煮込み
リグーリア風ウサギの煮込み
~十勝産熟成ジャガイモのガレット添え~
Coniglio alla ligure


・Antipasto / 2種

カッポン・マーグロ
カッポン・マーグロ
Cappon magro


コウイカのインツィミーノ
コウイカのインツィミーノ
Seppie in zimino


・Primi piatti / 2種

緑のピカッジェ/仔羊とカルチョーフィのフリカッセーア
緑のピカッジェ/仔羊とカルチョーフィのフリカッセーア
Picagge Verdi/Agnello in fricassea con carciofi


魚のラヴィオリ(ブロード入り)
魚のラヴィオリ(ブロード入り)
Ravioli di magro


・Pesce

ジェノヴァ風マグロ
ジェノヴァ風マグロ
〜レモン バター タイム セモリナ粉のレアロースト〜
Tonno alla genovese


・Carne

サンレモ風温製チーマ
サンレモ風温製チーマ/ドイツ風ジャガイモのサラダ
Cima ripiena alla sanremese / Insalata di patate alla tedesca


・Dolce

長野県千曲産アプリコットのリピエーネ
長野県千曲産アプリコットのリピエーネ
〜アーモンド 柑橘 南瓜〜
Pesche ripiene


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